ドイツがお手本にするほどの環境先進国スウェーデンでは、1980年代から環境国家として循環型社会の実現への取り組みが活発化しています。
それに先駆け1971年に誕生したFOGAシステムは、環境に配慮する思想にに基づき開発されました。
今まで家具といえば一部の高級家具を除き、古くなれば買い替えるもの、引越し時に新しい住まいにサイズが合わなければ廃棄するもの、というような、いわば消耗品的な扱いを受けてきました。
また、壁面にしっかり固定してしまう造作家具(従来のシステム収納もこれに近い)も、建物の立替時には一緒に解体廃棄するもの、引越し時には新居へ持っていくことができないもの、ライフスタイルが変わっても改造が困難で、一から作り直ししなければならないものとして、やはり長い目で見れば消耗品扱いでした。
建物に固定せず、引越し時に持っていくことができる「置き家具」の長所と、建物にフィットし、お客様の希望通りにできあがる「造作家具」の長所を併せ持つ家具として、FOGAは誕生しました。
もともと、展示会等で展示ブースを短期間設営し、解体して何度でも再使用する為の素材として開発されたFOGAは、それら両方の長所を併せ持つシステム収納家具として、非常にユニークな存在です。
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